フランスを感じるシャツとジャケット#WORKERS

こんにちは。

アンドフェブのニシヤマです。
まだ気温は若干高いですが
すっかり秋の空気感。

みなさん少しずつ秋冬の準備を始めている印象です。

まだ秋冬買っていないよという人は
シャツやジャケットから始めてみませんか？

ワーカーズ WORKERS プレーンブロードクロスサンジェルマンシャツ Broadcloth Saint-Germain Shirt (2209-ST-GERMAIN-PLAIN)

15,000円(税込16,500円)

ワーカーズ WORKERS ストライプチェックブロードクロスサンジェルマンシャツ Broadcloth Saint-Germain Shirt (2209-ST-GERMAIN-GARA)

16,500円(税込18,150円)

新型、今は無きマルセルラサンスのシャツを参考に作りました。古着で見るたびに「アメリカ物のシャツとは何か違うのだよな」と感じ、実際、何着か集めて特徴をつかみました。ストレスを感じない、ゆったりした着心地。でも身幅肩幅は大きすぎない。袖を計測、一部分解してわかりました。

袖幅がアーム周りから袖口まで非常に太い。その太い袖に何本もタックを入れてカフスで納める。だから、平らに置くと独特のシルエット。当然、袖も肘上まで捲れる。 2010年頃のタイトフィッティングとは真逆のゆったりした袖。
もう一つの特徴が襟。カラーステイが入っています。ここも「ほどいてみたからわかったよ」で、襟の生地を一部3枚にして一枚が芯の代わりに。薄手の素材だからこその仕様。「この素材だからこの仕様」考えられています。

悩んだのが素材。オリジナルははっきり言えばちょっと「粗野」過ぎる、打ち込み本数が少ないポプリン。これだと、高級感も無いし織りがスカスカすぎて寒い。冬に向かない。

そこで、無地・ストライプはタテ100番双糸のブロードクロス・3.2 オンス。ヨコがあえて80 番単糸なのでちょっとカジュアルさも残しつつ。Plaid（チェック）は複雑、70 番の経糸（タテ）に緯糸（ヨコ）が52 番+40 番。ブロードでありながら生地表面に微妙なデコボコが生まれ表情があります。ボタンダウンやアメリカ物モチーフのシャツを毎日着ていると、ちょっと違う物も着たいな。そんな時の一枚に。

ノンウォッシュ・洗い無の製品です。高密度生地/防縮加工も入っているのので通常の洗濯/天日干しであれば縮みはごくわずかです。

ワーカーズ WORKERS グレーヘリンボーンツイードグレンジャケット Grey Herringbone Tweed Glenn Jacket (2209-GLENN-JKT-TWEED)

53,000円(税込58,300円)

新型ジャケット。Glenn Gouldのトルコ行進曲を聴いていて　「変わった弾き方だなぁ、そういえばグールドって若い時はかっこよかったよな」　と思いポートレートを見て、彼が着たジャケットに目が行きました。
ピークドラペル？のようで裾はカッティングがスクエア。調べると、その写真はグールドが23歳の時、バハマで撮られた一枚。なんとその写真集もある！ここからが大変で、ジャックキャロルなる写真家の撮影した英語版は印刷が悪く全然ディテールが見えない。さらに探し、日本語版で「光のアリア」と名付けられた一冊は写真がとてもきれい。そこからグールドが着ていたのはダブルのピークドラペルジャケットとわかりました。

これをそのままコスプレしたいわけではないので、ピークドラペルは活かしつつ、WORKERSらしいアレンジ。フロント、三つボタンの上二つ掛け。胸の箱ポケはカーブ。腰ポケットはフラップ無し・裏地付きのパッチ。背面はセンターフックベント。アメリカ物のようで、でもピークド。
グールド自身、カナダの人なのでアメリカのようで、フランスのような。コスモポリタンな雰囲気にしたかったのです。

素材、グレーのウールヘリンボンを作りました。糸はウール100％で、内5％はカシミア。色調にこだわりがあり糸を探しているうちにこのウール・カシミア糸を見つけました。特別カシミアに固執は無かったのですが、出来上がった結果、やっぱり通常のウール100 とは違う。少し柔らかく、でも打ち込み本数はしっかり多く、仕上げでかなり縮絨もかけているので生地上がりはゆるく無い。我ながら、良い生地に成ったと思います。柔らかいけれど軽すぎない。
裏地、身頃はコットンツイル、袖裏はキュプラで滑り良く。

ワーカーズ WORKERS フランネルグレンジャケット Flannel Glenn Jacket (2209-GLENN-JKT-FLANNEL)

42,000円(税込46,200円)

フランネルは8オンス程度。裏地があるので、このオンスでもかなり暖かい。メルトンまではいかない、ギリギリフランネルの厚み。これ以上厚くなると「ライトメルトン」になってしまう。紡毛（短繊維を除いていない、ツイードでも使われる糸）なので、秋冬用。
裏地、身頃はコットンツイル、袖裏はキュプラで滑り良く。

ワーカーズ WORKERS ウールリネンサージグレンジャケット Wool Linen Serge Glenn Jacket (2209-GLENN-JKT-SERGE)

42,000円(税込46,200円)

素材、ウールリネンサージ。タテ糸にウール、ヨコ糸にリネンで綾織して、織りあげた後ワッシャー（洗い）にかけて表面にデコボコした表情を出しています。が、製品になった段階ではまだかなり固い。そのジャケットは今ではかなりくたっと、表面も軽く毛羽がでてまるで生地加工したかのような良い風合いになっています。ジャケット生地で「育つ」を実感できるものは中々無いので驚き、気に入っている生地で再登場しました。ただ、未洗い・作りたての状態では良さがわかりづらい！そこが弱点です。
裏地、身頃はコットンツイル、袖裏はキュプラで滑り良くしています。