今日からコートの販売、及びお渡しがはじまりました。
オンラインでご予約いただいた方々には
ひとつひとつ丁寧に梱包して
本日発送致しました。
到着までもうしばらくお待ちください。
我々は
高円寺の一角にある
まだまだ小さなお店です。
今回の別注のコートが
多くの方に行き渡る、という事はありませんが
その中でも気に入っていただけた方々には
是非とも
末永くご愛用いただければと思っております。
こんばんは、dです。
アンドフェブが
今のお店に移転したのが
2015年の9月。
天井がとにかく高いことと
インダストリアルな雰囲気が気に入り
決めた物件。
元々車の修理工場であったので
エアコンがありませんでした。
はじめての冬、とにかく寒い。
早速石油ストーブを導入し
ガソリンスタンドで石油を買っては
皆手を温めながら
作業をしていました。
旧店舗から
大きく成長するために移転した今のお店。
少しづつ少しづつ
お客様も増え
取り扱いのブランドも増え
無事エアコンも入れられて
まだ大きく成長したとは言えませんが
小さいながらも少しづつ前に進んでいます。
今回、特別にコートを作っていただけたのは
毎日を積み重ねてきた中で
沢山の方々に支えられたからであると
私は思っています。
様々な方との出会い
全てが無駄でなかったなと思います。
大手さんや
販売力抜群な地方のお店さんは
毎シーズン何型も別注を組んで
広告を出して、という
今のアパレルのスタンダードなスパイラル。
そういう日常の延長のような別注ではなく
好きでいてくれる方
わざわざ足を運んでくれる方の為に
何か特別なものが作れないか。
今までアンドフェブではやらなかったような
何かスペシャルなものができれば。
恐らく
アルテリアでしたら
帽子や、シャツで別注を組めば
消化も早かったろうし
気も楽だったろうな、と思います。
でも、今よりも少し前に進むために
このコートをお願いしました。
未だかつてない挑戦になりましたが
ひとまず、順調な船出。
「こんな事が”未だかつてない挑戦”とは大袈裟な」
個店でも別注をバンバン展開しているお店はある。
しかし、我々にとっては間違いなく挑戦でした。
半年前から胃がきりきりしながら迎えた10月。
あがってきたコートを見て
スタッフ皆目がキラキラしたのを忘れません。
そういう意味では
別注する事への思い入れは
他店よりも強いのかも知れません。
あまり別注をする事もありませんし。
改めて皆さまに支えられている事を
感じたこの数週間。
ゆっくりと、じっくりと
旅立ってはいるものの
まだ在庫はございます。
いつもご来店いただく常連の方々も
アルテリアがお好きな方も
まだご来店された事のない方も
インスタグラムでこのコートを見つけてくれた方も
そして
初期のフェブを支えてくださった
しばらく足が遠のいているという方も。
是非このコートを手に取っていただければと思います。
コートは”羽織っちゃえば完成する”と私は思っています。
中に何を着てもサマになる。
コーディネートで気にするのは足元位か。
だからこそ、どんなコートを選ぶかが重要です。
丈は長い方が良い
素材は、コットンのギャバジンでも良いけれど
冬の街を歩くのなら
ウールで表情のある素材が良い。
歩いた時に裾がふわりと揺れ
後ろに残る位のあの心地良さ。
羽織った時に軽く
且つ暖かいならば最高。
寒い時には、マフラーをするのではなく
ボタンを上までとめてエリを立てる。
腰紐もキュッと絞る。
玄関にコート掛けがあるならば
そこにずっと掛けておいて欲しい。
ちょっと出かける時も
街に繰り出す時も
そこからひょいと手に取ってさっと羽織る。
それだけで完成。
玄関で選ぶ靴は
持っている中で一番好きな革靴だったら尚良し。
靴ベラを取ってかかとを入れる。
思ったよりも重たくない
軽くて浮かれるような気分。
もう今日からでも着られる季節です。
三者三様の着方で。
着る方にとっても
我々にとっても特別なコート。
是非、これからの冬を共に。
末永くご愛用いただければと思います。
お付き合いありがとうございました。
d
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