TAN WATTLE.赤褐色と魅力のワイド。-私のおすすめ。vol.4-

テンダー/TENDER Co.

こんにちは。
アンドフェブのヌクイです。

毎シーズン大好評のTENDER。
秋冬分が先日到着しました。

今年のオーダーは、
全国的にも取り扱いの少ない。極太のオックスフォードバグズ。136。
過去に8本のみ作成されたストレートの131。

当店のお客様の中では圧倒的に人気を誇るのが136。
僕も西も必ずどちらかが穿いていることが多いです。
テーパードがほぼゼロの圧倒的なワイド。
ずっしりとした、パンツとは思えない重厚感で、
思わず手に取って育てたくなってしまいます。

今回は3種類。
アンボーン(生デニム)
WOAD染め
TAN WATTLE染め

前回はMARS BLACKという、淡いブラック。即完売。
毎シーズンのテンダーファンの楽しみになっています。
僕らも楽しいし、お客さまも喜んで穿いてくれているのをみると、
仕入れてよかったなぁとつくづく思います。

さて、この秋冬は何にしよう。。。と思った半年前。
やっぱり、圧倒的重厚感とワイドの136はマスト。
UNBORNとWOADは絶対欲しい。

ちなみにWOAD染も通常には展示会にないのですが、
お願いして染めてもらってます。WOADもいつかブログで書きたいですね。
店頭には約7年穿いたWOADデニムの私物サンプルも展示中です。

展示会で目に留まった、
新しい染めの、赤褐色のTAN WATTELE。
WOADの青に、TAN WATTELEの赤が店頭に並んでたらかっこいいだろうな。
そして、そう思ったらこれしかない。


アカシヤの木で染めたレッドデニム。
ワトル、ミモザ、またはカッチウッドとしても知られるアカシアの木は、オーストラリア、インド、中国原産のとげのある木で、何千年もの間、革や生地を日焼けさせるために使用。
イギリスの入植者が19 世紀半ばにオーストラリアに到着したとき、彼らは小枝を織り、泥で塗る古代の「ワトルとダブ」方法を使用して避難所を建設しました。アカシアが豊富で、その細い小枝は柔軟だったので、木は「ワトル」の木と名付けられました。

テンダー TENDER Co.
タン ワトル染め 極ワイドデニム ジーンズ
136 OXFORD Jeans TANWATTLE
(136-OXFORD-TANWATTLE)

74,800円

畳んであるボリュームだけでも、伝わってくる16オンスの極厚っぷり。
見た目は濃紺のデニム。ステッチングが深い赤。

ディディールを見てみましょう。

まずはフロントから。
フロントのポケットは3本針で縫製。
屈強な縫製と高めについたポケット。
サイドにはリベットが付いていて、タフに使っても破れもびくともしない屈強な作り。
なんと、このポケットの裏側はセルヴィッチとなっています。。。凄すぎる。
ここだけでも感動します。

ボタンフライの下にもリベット。
1930年代までに採用された股下リベット。諸説ですが、焚火や熱で股間をやけどを防止するために配しとなったディテール。歴史あるデニムの背景もしっかりと抽出していることが分かります。

右ポケット上に配されたコインポケットは英国貴族が親指を入れていたという逸話から。
内側もあて布。細部まで完璧。

フロントはボタンフライの3ボタン。
トップボタンはオリジナル真鍮チェンジボタン。
履いていくと表情も変わってきて、とてつもなく愛着が。。。


バックポケットはスクエアで、リベットが施されています。そのステッチが66のように見えるのは、アメリカの某ヴィンテージデニムへのリスペクト。
それを尻に敷く。。。かっこいい。ENGLANDを感じます。

内側も見ましょう。

ポケット裏はなんとデニム。
しかも底部分はセルヴィッチ。
。。。てことは、3枚デニムが重なってるってことですね。
16オンス+16オンス+16オンス
48オンスのフロント。究極すぎませんか。。。


内側を引き続き。
ポケット裏、ベルトループの裏にもあて布。
丁寧。かゆいところに手が届く。


アカシヤの赤でキレイに染まった内側。
使い込んで、洗いまっくて出来た、ヒゲやハチノスが赤く浮き上がってくるってことですね。
とにかく履き込んで味を出したくなります。あぁ。僕が欲しくなってきました。。。

股下は約100cm位。縮んでいるので、このモデルは94cm。
こうやって二重に折って着用します。
カウボーイがスソを二回折って灰皿にしているという逸話から。
実際に一度だけホントに灰皿にしていた人がいました。かっこよすぎでした。
ポイ捨てしない。紳士ですね。
隣の駐車場は吸い殻だらけなので、ポイ捨てヘビースモーカーどもは見習ってください。

といった感じで、とにかくわくわくするディテールもテンダーの魅力。
履いてみると更に良さが伝わってきます。

オックスフォードバグズがモチーフ。
オックスフォード大学の生徒が寒い朝にショートパンツの上に、この幅の広いウールパンツを穿いたことがきっかけ。パンツの上から穿くパンツということで、大きめの設定だったことから着ています。

174cm70kgの体型の僕で、
サイズ3がジャストサイズ。
細身の方もギュッとベルトで縛って穿くのであれば着用出来ます。

スレキもデニムとなった、
三枚に重なったフロントは圧巻の厚み。ポケットを入れるのも一苦労ですが、
たまらなく男心をくすぐります。

バックシルエットもすごく綺麗。ワイドなのでストンと落ちるフォルムがたまらない。。。

赤褐色の裏地もダブルヘムで覗かせるとインパクトがあって素敵ですね。
ボリュームのないシュッとしたレザーシューズとの合わせは格別です。
無骨だけど上品。やっぱり他にはないなぁ。

股上は浅めで、極太のワイドシルエット。
唯一無二の重厚感は、圧倒的なオーラ。
27cmの裾幅。レザーシューズを覆うような、ワトル染のダブルヘムがインパクトを放ちます。

スタイル問わず、古着にも新品にもアメカジにも。
とりあえず、テンダーを合わせる。というか、迷っていると手が届く。
毎日穿いて、少しずつ自分の体型に馴染んで柔らくなる変化を楽しんで下さい。

僕らは究極のデニムはTENDERだと断言しているくらい、最強だと思っています。
値段は高価ではありますが、一生穿けると思います。

ぜひとも、穿いてみて下さい。

それでは店頭で。