nonnotteの代名詞。「Clear Heavy Broadcloth」

ノノット/nonnotte

こんにちは。アンドフェブのヌクイです。

 

 

今日は、nonnotteの代名詞とも言えるクリアヘビーブロードのシャツをご紹介。

ノノットのシャツを語るうえで、まず触れておきたいのが生地のこと。

ブランドが毎シーズン作り続けている「Clear Heavy Broadcloth」。

ノノットのシャツ作りの核となる、特別なヘビーブロードです。

 

この生地、ただ厚手で丈夫なシャツ地というわけではありません。オーガニックの超長綿を使った、オリジナルの35番単糸。静岡県のカネタ織物と共同で開発され、糸の紡績に2年、理想の密度で織り上げるまでにさらに2年。完成までに、実に4年もの時間が費やされています。

目指したのは、ドレスシャツのような美しい光沢と、気兼ねなく日常で着られるタフさの両立。

きれいなシャツは、着るたびにシワを気にしたり、アイロンをかけたり。かといって、丈夫さを優先すると、どうしてもラフな印象に寄ってしまう。そのどちらかで妥協するのではなく、両方を成立させようとしているところに、ノノットのものづくりの面白さがあります。

実際、この生地の魅力は、きれいな光沢がありながら、どこか無骨さも感じられるところ。太番手ならではの凹凸や、着込むことで生まれるシワも含めて、格好いいと思えるシャツ地なんです。シワひとつない状態で着ることだけが正解ではない。ラフに羽織っても品があり、着込んでいくことも楽しめる。

こういう生地で作られたシャツは、つい手が伸びるし、気づけば長く付き合っている。個人的には、そんな日常着としての魅力に惹かれます。

実際に僕も魅了された一人ではあります。
デザイナー杉原さんの着込みまくったヘビーブロードの生地に、感動しました。シワが入っているのにタフで美しい。
僕自身も愛用していますが、何度も洗濯しているのに、まだ新品!?と思えるようなタフさがあります。

今回は、と、ゆったりとしたシルエットが魅力の「Oversized Shirt」と、立体的なフォルムが際立つ「Draping Shirt 001」。同じヘビーブロードを使用しながら、異なるアプローチで仕立てられた2型です。

キーワードは「生地の力強さ」と「シルエットの違い」。

ハリとコシのあるヘビーブロードだからこそ生まれる、構築的なフォルム。身体に沿うのではなく、布そのものが形を作り出す面白さがあります。立体的な造形を楽しむ一着と、たっぷりとした分量感を楽しむ一着。ノノットが時間をかけて作り上げた特別な生地と、それを活かす2つのシルエットに注目してご紹介します。

 

ノノット NONNOTTE
クリア ヘビー ブロード オーバーサイズド シャツ
Clear Heavy Broadcloth Oversized Shirt
(N-26A-006)

税込39,600円

 

ノノットの定番として展開されているオーバーサイズシャツ。
たっぷりとした身幅に、肩から袖へと流れるライン。ゆとりを持たせながらも、ただ大きいだけではなく、着たときに自然と形がまとまるシルエットが魅力です。身体から離れるような生地の動きと、そこから生まれるドレープ感。

ハリとコシのあるヘビーブロードを使用することで、柔らかく落ちるだけではなく、空気を含んだような立体的なフォルムが生まれます。動くたびに生地に陰影が生まれ、ゆったりとしたシルエットをより印象的に見せてくれます。

襟はベーシックなレギュラーカラー。
開けても締めても、上品さを保ったデザイン。ふくらみのあるぷくっとした表情も素敵です。


裾は緩やかなラウンドに仕上げ、羽織ったときにも自然な流れが生まれるように設計されています。内側には一枚生地を当てています。着込んで洗うたびにパッカリングも強調されて完成されていきます。


袖は太目の設定で、捲ってももたつかないクリーンな仕上げ。太いアームをまとめる1本のダーツがシンプルながらクリーンな佇まい。

 


バックシルエット。
ノータック仕様にすることで、背中まわりをすっきりと仕上げています。余計な膨らみを抑えた、シンプルで無駄のないシルエットが特徴です。生地の美しさが際立ちますね。

 

ラフに着られるリラックス感がありながら、シルエットそのものに存在感がある。オーバーサイズド シャツ。

一枚で着ても、Tシャツの上からさらっと羽織ってもいい。生地の表情と、ノノットらしい立体的なフォルムを楽しんでいただきたいシャツです。

着用したのはVaporous Gray(ヴェイパラスグレー)。白に近い淡いグレー。ほんのりとグレーを含んだ柔らかな色合いで、真っ白とはひと味違う、落ち着いた上品さが魅力です。

もう一色はObsidian(オブシディアン) は、黒曜石を意味するカラー。
深みのあるブラックで、落ち着いた印象とシャープな雰囲気を楽しめます。柔らかいブラック。新鮮です。オールブラックが好きな方も、まとまりと変化を楽しめます。

 

 

 

もう一つ。
パターンセンスの光るDraping Shirt 001。

 

 

 

 

ノノット NONNOTTE クリア ヘビー ブロード ドレーピングシャツ Clear Heavy Broadcloth Draping Shirt 001 (N-26A-010)

税込42,900円

続いてご紹介するのは、nonnotteの「Draping Shirt 001」。

こちらはObsidianで着用レポしましょう。

普通のオーバーサイズシャツとはひと味違います。

身幅を大きく取るだけではなく、立体裁断によって服そのものの形を作り込んだ一着。大きく落とした肩や、後ろから回り込むような肩線、複雑に設計されたアームホールによって、袖を下ろしたときにも独特のドレープが生まれます。

全体は丸みを帯びたコクーンシルエット。正面から見たときと、横や後ろから見たときとで印象が変わり、見る角度によって異なる表情を楽しめます。

タックインしても主役級の存在感。
インでもアウトでも様になります。パンツに合わせて自由自在に合わせてみてください。

 

こういう、単純に大きいだけではない服作りがノノットの面白いところ。どこにボリュームを持たせ、どう生地を動かすか。細かなパターンの工夫によって、シャツという馴染みのあるアイテムが、まったく違った表情を見せてくれます。

 

今回は台襟のない丸み帯びるオープンカラーを採用し、首元には程よい抜け感をプラス。特徴的なシルエットを楽しみながらも、気負わず日常のスタイリングに取り入れられます。

肩幅はたっぷりと背中部分にたっぷりと生地を使うためフロントはミニマムに。丸みのあるシルエット。アームホールもたっぷり。

バックシルエット。こちらもノータック。肩を大幅に超えて作られる特徴的なパータン。

脇下にもたっぷりと生地を使ってたゆんだ唯一無二のシルエット。前身頃と後身頃をつなぐ脇線は、やや前側へ振っていて、袖を下ろした際に方向性のあるドレープと立体が出現します。


肩と身幅とたっぷりと取っている分、短めの袖。こちらは4ダーツ仕様。美しさが腕もとにも表れています。

それでもって、Vaporous Grayも着て見ます。


純白な白ほど気にならない、Vaporous Gray。
個人としてはペインターパンツでカジュアルに着たり、せっかくだからノノットの異素材のパンツで組み合わせたりして、生地の表情を全身で楽しみたくなりますね。

独創的なパターンと生地。
なのに動きやすくて毎日着たくなります。

毎シーズン、デザインが変わったり、絶妙なマイナーチェンジをして、
魅了し続けてくれるのも、ファンにはありがたい。

今年はこの色でこの形。くらいで、

皆さんの

無ければ困る定番シャツ

になってくれればいいなと思っています。

 

いつものシャツとは少し違うものを着てみたい方には、ぜひ袖を通していただきたい一着です。