“日のあたる暖かい土地”のセーター。国内の職人に敬意を込めて。

インテリム/INTĒRIM

2024.10.31

失われつつある技術。

職人の手作業。

そういう言葉に惹かれてしまうのは

そこから生み出されたモノの迫力を知っているからか
はたまた、単純に男の子だからか

こんにちは。
アンドフェブのニシヤマです。

入荷も落ち着いてきた事もあり
書けるようになったアイテムフォーカスブログ。

楽しんでももらえているでしょうか?

一応バックナンバーも載せておきます。
まだ見ていない方はこちらから。
↓

“H”のグレーか”F”のベージュ。コートを着よう。

ショート丈のジャケットが似合う男になろう。

カバーオールを羽織る秋。

スウェット三昧。#interim

さて
インテリム25SS受注会開催中なので
今日は（も）インテリムのアイテムからピックしましょう。

皆さんは”カウチンセーター”を着た事ありますか?

ちなみに自分は無いです。
そもそもあまり知らなかった、、、。

（アメカジ好き失格だとヌクイさんからは怒られそうですが（笑））

もともとはカナダのカナダのバンクーバー島に住む先住民(カウチン族)の伝統的な手編みのセーターの事。

油分を多く含んだ太い羊毛で編んでいた為、防水性と防寒性に優れ
狩猟や漁業に際に着用されていたそうです。

トナカイとか鳥とかのモチーフが描かれているのイメージがありますね。

特長は

・ジップ

・ショールカラー

・大振りのサイズ感

という感じでしょうか。
もちろんそうじゃないものもありますが。

インナーではなく、主にアウターとして役割を果たし、
中にワークシャツを着たり、Gジャンを着たり
ヘビーデューティーな感じが、アメカジっぽいアイテムと相性抜群。

そんな魅力たっぷりなカウチンセーターを
アメカジブランド?のインテリムが製作。

拘りが凄まじい、今期のメインアイテムの一つ、、、。

2色あるので
まずはネイビーからいきましょう。

インテリム INTERIM
ハンドニットヤクモヘアネイビーハイパービッグカウチンセーター
HAND KNIT YAK MOHAIR NAVY HYPER BIG COWICHAN SWEATER
(IT24A061)
税込132,000円

失われつつある日本製の手編み、ハンドニット。
熟練の職人が一着あたり約2週間かけて編み上げるニットシリーズ。

それだけでも
とてつもない労力がかかっているのが分かります。

更に生地にも、ただならぬ拘り。

LVMHのデッドストックコレクションからピックアップした
イタリアでカシミアなど高級原料を主に取り扱うFilati Naturali社によるヤク＆モヘア糸。

それをネイビーに染色。

基本的にハイゲージの編機のみで使われるような細番手の糸ですが
それを贅沢に多本取り。
職人が限界値とする本数より、更に糸を増やして依頼。

それを度目を詰めて編み立てているので
カウチンセーターらしいヘビーな作りに仕上がっています。

仕上げとして、手作業で起毛加工を行っているので
膨らみのある独特な表情も魅力ですね。

もちろん、ディテールまでぬかりないのがインテリム。

前立てにはイタリア製のLAMPOファスナーを採用
光沢があり、より高級感のある見た目に仕上がっています。

インナーに着ているのは
同じく今季のインテリムのワークシャツ。

武骨だけど上品な
インテリムらしい合わせになるかと。

パンツは最近入荷したミルバギーです。

インテリム INTERIM ブルーグレーヴィスコースシルクキャンバスミルバギートラウザーズ VISCOSE SILK CANVAS MIL BAGGY TROUSER (IT24A167)
税込37,400円

お次はベージュ。

インテリム INTERIM
ハンドニットヤクアルパカベージュハイパービッグカウチンセーター
HAND KNIT YAK ALPACA BEIGE HYPER BIG COWICHAN SWEATER
(IT24A059)
税込132,000円

よりナチュラルな
ヴィンテージらしい雰囲気になるベージュ。

こちらは世界の名だたるコレクションブランドに最高級ヤーンを提供する老舗紡績メーカーより、
古いヴィンテージのカウチンを思わせる無染色のヤク・アルパカ・ウール混の糸をピックアップ。

同じように多本取り、度目を詰めて手編みで仕上げています。
編み地が非常に美しく、職人さんの技術に感動。

元々糸自体に膨らみのあるものですが
更に起毛をかける事で柔らかい雰囲気に仕上がっています。

カシミヤに近いくらい滑らかで、じんわりと暖かくなる良い糸。
もちろんチクチクはほとんどありません。

アメカジらしく、オアスロウのGジャンと合わせて着用。

Gジャンの上から着用出来る、たっぷりとしたサイズ感です。
セーターはインナー、もしくはカーディガンみたいなミドルアウター的なイメージでしたが
一番上に着るセーターもカッコいいですね。

ちなみに
カウチンとはカウチン族の言葉で「日のあたる暖かい土地」の意味だそう。

なんだかほっこりする響き。

そんな彼らの歴史に思いを馳せて

また、現代まで国内で手編みの技術を受け継いでくれた職人さんに
最大限のリスペクトを込めて

送り出すスペシャルなカウチンセーター。

是非手に取って下さると嬉しいです。

明日もご来店お待ちしております。

それでは。

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