【COAT】HERILL ,CASHMERE HEAVY DUFFLE MELTON COAT

ヘリル/HERILL

詳しくはリンクよりご確認ください。↑

 

HERILL/ヘリル
CASHMERE HEAVY DUFFLE MELTON COAT
19-020-8030-31
col.NATURAL
PRICE:¥280,000yen+tax

172cm 65kg SIZE:2

2019年秋冬スタートの新ブランドヘリル(HERILL)から、カシミヤのヘビーメルトンを使用したダッフルコート!!1stシーズンである今シーズンはデザイナーさん自身が大好きというカシミヤにフォーカスをあてたコレクションを展開しています。今回のコレクションではカシミヤのニットや、デニムを作ったり。で、その中でもすごい迫力、存在感を放っているのがこのカシミヤヘビーメルトン!!カシミヤ100%で作ったメルトン。コストなんかは気にせず、作りたいもの、着たいものを作るというデザイナーさんの気迫を感じさせる一着です!!

このカシミヤメルトンは作り方がちょっと違います。まず誰もが知っていそうなメルトンの説明から。。メルトンと言う名前は、元々はイングランドの狐狩の地、メルトンモーブレーという地域で作られた事に由来します。タテヨコウールの紡毛糸(簡単に言うと毛羽立ちのある糸)を織って、縮絨と言う起毛加工を施します。起毛する事でできた毛羽を刈る事で、キレイに揃った光沢のある表情に仕上げます。目が詰まり風や寒さを通さない事から、狩猟にもってこいの、保温性の高いウールの生地になっています。一般的にピーコート、ダッフルコートなどはほぼメルトンですよね。

今回ヘリルが作ったカシミヤヘビーメルトンは、まずタテヨコ共にカシミヤ100%の糸を使っています。カシミヤは染色や仕上げをしていない生機(きばた)状態のものを使っていて、このナチュラルな暖かい色味も魅力ですね。更にメルトン加工の最後の工程である、毛羽を刈る作業をせずに、ギュッと押さえつける事で毛羽を抑えています。刈る作業をしない事で、カシミヤ本来の風合いを残し、生の色、風合いを余すことなく体感できるよう仕上げています。

当然イレギュラーな作業は工場泣かせであり、コストもかかります。。その分ヘリルが作るカシミヤメルトンだけが表現する事が出来る素材に仕上がっていて。ぎゅっと止まった厚手の生地は、カタいけれど軽い。芯があるけれど柔らかい。カシミヤの事を愛しすぎるが故に、ここまでこだわってメルトン生地を作る事ができる。。という1stコレクションでこのクオリティ、、驚きの連続でございます。

デザインは、恐らく40年代イギリスのロイヤルネイビーで採用されていたダッフルコートがベースですかね。モンゴメリーというイギリス陸軍将校が愛用したコートが今の代表的なダッフルコートの原型と言われています(ちなみに、モンゴメリー将校の相性がモンティ、今回はいわゆるモンティ型ではないですが)。WW2後にグローバーオールをはじめとした様々なブランドから、いわゆるお馴染みのダッフルコートがリリースされ一般的になったという歴史があったりします。

代表的なディティールである、前立てはトグルで、木製。ヨークが付いていて、腰には大きなパッチタイプのポケット。裏地が付いていないのも本来のダッフルコートの姿ですね。カシミヤの素材感を肌で感じる事もできます。そして迫力のあるシルエット。袖も身幅もドカンとかなりボリュームミー!ジャケットの上からも羽織れるサイズ感です。丈もしっかり長い。トレンド的なサイズ感ではなく、昔のダッフルをイメージしてこのサイズ感というのがまた素晴らしい所です。

ヘリルのアイテムは、なるべく多くの人にというよりも、本当にわかる少数の人に届けばいいなぁと思っています。この素晴らしさを共感できる方、末永くご愛用していただける方に届いて欲しいです!!

究極の1着。

ぜひとも一度袖を通して頂きたい最高のコートです。

 

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