salvy; アルスターコート

 

 

 

salvy;
2WAY BELTED ULSTER COAT
#SV01-2417CM
 

 

「ULSTER COAT(アルスターコート)」とは

アイルランドの地名からつけられた名前で

そこで着られていた、もしくは作られていたコートの事を指します。

トレンチコートの原型とも言われているデザインで

あまり馴染みのない名前ですが

見た目としては

大きなエリ、厚手なウール、ロング丈

などが大きな特徴で

いわゆるどこかで目にした事のあるコートです。

 

 

 

 

本作もボリュームのある大きなエリに

フロントは深めなダブル。

表にはボタンが出ない設計になっています。

 

 

 

ウェストには取り外しもできる

ベルトが通せて

ウェストを絞って着用できるようになっています。

 

ロング丈のコートのウェストを

キュッと絞って着ている人を見ると

オトナだなぁと思いますよね。

若い子には似合わないスタイル。

 

また、ベルトの巻き方によって

タイロッケンコートのようにも

着ることができます。

lookの写真がまさにそれですね。

 

ベルトを合わせるのではなく

後ろから、右身頃を通して

左身頃を留める。

 

こういうギミックもサヴィーらしさです。

 

 

 

 

 

 

生地は

ニュージーランド産のコリデールウールを使用した

ダブルクロス生地。

はっきりとした綾目が迫力のある生地です。

 

 

 

 

 

余談ですが

この仕事をしていても

生産地による糸の性質の違いを

こんなに気にするようになるとは

思いませんでした。

(どちらかと言えばディティール好きなので)

 

 

はじまりは

フィルメランジェと記憶していますが

「生産地による糸の性質の違い」を

強く打ち出し、それぞれにイロを出す。

現場レベルでしか分からなかったような事を

形にして、文章にして伝えた。

 

 

フィルメランジェからはじまったそれを

確率したのが

やっぱりオーラリーなのかなぁ、と。

考えてみると思うわけで。

 

これは発明であり

ここ数年の大きな進化ですよね。

 

あぁ、余談でした。

 

 

 

 

さて

ニュージーランド産、オーストラリア産のウールについて

実は今シーズン

他のブランドでもよく見ました。

イギリスのドライでガサガサとしたウールと違い

もちもちとした

柔らかくしなやかな素材。

やっぱり違うんですよねー。

 

高級感のある光沢があり

糸一本一本に迫力があるのです。

こんな素材はこのデザインに

ベストマッチですよね。

 

 

 

 

 

 

さぁ、毎日降っていた雨がやみ

(2日雨が降らなかったのは何日ぶりだろうか)

ようやく好きな服が着れますね。

明日も雨降らないといいけどな。

 

 

寒くなったら主役。

 

早めに主役のコートは選びましょう。

 

 

 

 

 

 

salvy;
2WAY BELTED ULSTER COAT
#SV01-2417CM
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どいでした