こんにちは。ヌクイです。
最近、WORKERSのデニムを穿いています。
数あるデニムブランドの中でも、ワーカーズのデニムを選んだのには、
理由があります。
デザイナーの方の探求心。
どのようにデニムが作られるのかを原綿から辿っています。
どのようにデニムが出来上がるのかを本日は。
そしてもちろんその工程によって商品化されたアイテムもご紹介していきます。
本日のブログは長文ですよ。
こんな時だからこそ、日々使っているアイテムがどれだけの人を渡って、
作製されいるかを再確認してより愛着を持って楽しんで頂ければ。
【原綿】
わざわざアメリカの最もベーシックなアプランド綿。
EPOTと呼ばれる「イースタン・ニューオーリンズ・テキサス」地方に、デザイナーさんはわざわざ足を運び向き合っています。ここまでやるひとは、ブランドやっている人では極稀とのこと。素晴らしい。
【紡績】
原綿は日本の綿輸入商社に保管され、紡績の工程に。
湿度管理された部屋できつく引き締まった綿を緩め、汚れやカスを取りのぞき、
ロール状にまとめられた綿は梳綿という繊維方向をそろえる工程になり、
最後はロープ状のスライバーになります。
【練条】
スライバーはスライバーを縒り合せる練条という工程。
7束のスライバーを一つにし繊維の短い・長い/太い・細い部分を均整化にします。
【粗紡】
練条後の繊維は缶に入れられ別フロアへ運ばれ、繊維をさらに引っ張りわずかに撚りをかける「粗紡」工程に。ここから糸になっていきます。
【精紡】
精紡機を通り、我々が指定したムラ形状、糸番手(太さ)の糸が作られる。
ここから指定したムラ糸、糸番手の糸に仕上がります。
【コーンアップ】
完成した糸はコーンアップという巻き直しがされて糸として完成されます。
【染色】
コーンアップされた糸はロープ染料されます。
糸を多数重ねてロープ状に巻きなおす事。
糸が絡まず、着れないように巻くには最後の最後まで、
人の目と手が必要になります。何度も機械を止めながら微調整され、
丁寧に染めていきます。
糊付けの工程を得て完成されます。糊付けが上手くできていないと織機にかけてから生地にできすることが出来ないため細部にわたって厳しいチェックが入ります。
染めあがった糸は再度巻き取られていきます。
そして、染まった糸は織布工場へ。
【織布】
ロープ染色した糸は他の生地と製造工程が違うため、セットにするにも手間がかかります。
もつれないように何度も櫛ですき丁寧に織り機に。
ヨコ糸は染色されずに向上へ。
現在の織り機にはヨコ糸を入れるシャトルはないそうです。
こちらのシャトル織り機は糸がなくなるたびに何回もシャトルを切り替えています。
ワーカーズのミミには等間隔で糸を交換した痕跡が確認できます。
出来るだけテンションをかけないことで、糸本来のムラと織る事で起きるムラを残しています。
ワーカーズのミミにはロープ染色した糸を1本入れた青耳。
ゆっくりと丁寧に織られた生地は、見事に糸と織り機の凹凸した風合いに仕上ります。
【パターン】
完成された生地を、デザイナーの舘野さんが微調整を行い。最高のシルエットに近づけます。
キバタという防縮加工のない生地なので、縮率を考えて何度も何度も試行錯誤を重ね修正していきます。
【裁断・縫製・特殊】
セルビッチの裁断の特性は耳揃えという作業。
数ミリの違いを、半身切り終えてからもう一度揃えて裁断するそうです。
それぞれの工程にあった専用のミシンを使い縫製し。ボタンが打ちこまれていきます。
そして完成した商品がこちら。
ワーカーズ/WORKERS
日本製 ”Lot801”ストレートジーンズ デニム
(LOT801-STRAIGHT-JEANS)
PRICE:18,000yen+tax
172cm65kg SIZE:32
ワーカーズが本格的に製作したデニム。米国のアプランド綿を使ったデニム。米国アプランド綿を選びました。これを日本に輸入し、赤みが少なく青みが強く出ているのが色の特徴のキバタデニム。ワンウォッシュ・乾燥機にかけてできる限り縮めています。
クラシックな801と言ってもシルエットにもこだわりがたっぷり。40年代50年代のリーバイスと比べてもそれほど太くはありません。若干の深さがある股上とワタリ。ウエストで選んでもヒップが出ない限り、フロントの股部分、縦に向かってシワが生まれます。
その時のシワが体を動かしたときのゆとりになります。自分らしいサイズ感でえらんでみるのもいいですよ。
太すぎず細すぎないシルエット。本来のワークな仕様で使い時にも。
レザーシューズやレザーサンダルと合わせて上品に使っても最高です。
沢山の職人の技術とデザイナーの完成されたシルエットとこだわりによって完成されたデニムは格別です。
他のブランドのデニム(オンスもほぼ同じ)ものと履き比べてみても、
生地は柔らかく、自分の体型に馴染んでいきます。デニムとは思えないくらいの生地の柔らかさに驚きます。
洗いこみは綺麗な縦落ちが出ていきます。
今度洗ってみようかな。
室内でもストレスない着心地ですので、
この機会にご自宅で育ててみてはいかがでしょうか?
再入荷してサイズ揃っております。
ぜひとも。
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